さて系統繁殖において何処まで遺伝するのでしょう。 




NationalChampion Elhew Dancing Gypsyを繁殖の間にトップコンディションに保つためチームに入れて引かせます。
Gypsyの位置は常に二列で走らせている先頭の右側です。
左の先頭犬はElhew Mr. McGoでGypsyとMcGoで二度繁殖しました。
このトレーニングコースでチームが止まるとGypsyがMcGoの背中に前足をのせて休むのがいつもの習慣です。
McGoはGypsyがそうすることを気にして嫌がる様には見えません。
そうする事がずそうすることがMcGoもGypsyの非常に快適に見えます。
休息と水を飲んでホイッスルの一吹きで再びスタートします。
Gypsyは再びランニングポジションを取りMcGoとチームをリードします。
数ヶ月後の事です。
Gypsyが妊娠したので右の先頭のGypsyをもう一頭の先導犬の経験がある台雌Elhew Jubileeに取り替えなければなりませんでした。



その3か月後にJubileeを妊娠のため交替しなければなりませんでした。
他に先導犬の経験がある犬が居ないのですが12頭の若犬チームの右側第三ポイントを走って
いるリバーの雌犬Gabbyがいました。
Gabbyは若いにも関わらずチームの中で気を散らす事も無くチームメイトを悩ます事もなく真っ直ぐにとても真剣で非常に粘り強く引いてうまくやっていました。
ハーネスを付けている時も外した時も嬉しそうな様子でした
そこでGypsyとJubileeの2頭と交代して、McGoと一緒にGabbyを右の先頭にする事にしました。
Gypsyはすぐにうまくやり常に新しい職責を楽しんでいました。
通常のランニングで最初に止まって休むのは犬舎から約1.5マイル(2.4㎞)の湖岸のピクニックエリアです。
先導犬として初めてのランニングで休憩場所に止まった時GabbyはGypsyがしたのと同じ仕草でMcGoの背中に前足をのせました。
これは本当に信じられない事です。
そのような微細な行動様式が遺伝的に伝えることができるかも知れないのです。
数千頭のポインターにハーネスをつけてランニングしてきましたがこの2頭以外には同じ仕草の行動する犬を見ませんでした。
勿論GypsyとGypsyは同じチームにいてお互いのユニークな行動パターンを見るという事はありませんでした。
実はGypsyはGypsyの娘です。
この様な現象の細かい部分について考えて見ると全ての繁殖で同時に起こるシンドローム(症候群)についても当てはまります。
これは本当だと思っていますがもしこのことが本当であれば犬が行う全ての事は遺伝的に影響をうけています。
フェンスを登ることから・吠えたり・ランニングパターン・ゲームにたいする態度・どこまで遺伝するのでしょうか?この遺伝的伝達症候群にたいする新発見が鳥猟犬の繁殖という素晴らしいスポーツを明瞭にするかより混沌とするのかこの点については私にも明らかではありません。
現在遺伝的な行動の理解について完全な再評価をしている途中です。
Copyright 1996 By ROBERT G. WEHLE



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UpdateDate(C)2019/08/19