★ エルフュー犬舎の用語辞典 ★
これから学ぼうとする新人の人達に役だって戴ければ幸いです。
☆「ブルー・ヘン(Blue Hen)」
ケンタッキー州レキシントン周辺のサラブレットのブリーダーで始まった優勢なメス馬界の用語です。
ブルーヘンのメス犬で異なった系統のオス犬を交配しても平均以上の子を作出する事をブルー・ヘンと言います。
私は平成2010年12月3日繁殖用にブルー・ヘンELHEW MIDGEを米国エルフュー犬舎から譲渡され日本に持ち帰りました。
☆「キャット・ウオーキング(Cat Walking)」
犬がポイントした後で猫がネズミにしのぴ寄るように非常にゆっくりとゲームに近づく事をキャット・ウオーキングと言います。
☆「コレクテド(Collected)」
エルフュー犬舎の造語で、若い不格好な子犬が運動を続けることによって格好が良くなるという意味の用語です。
歩様がスムースになり脚や中足部の弱い様子が無くなりしっかりとした走りになることです。
☆「先天的(Congenital)」
これは遺伝と違って誕生の時あるいはその前に生じた特徴または異常です。
例えば、子犬の尾が子宮の中で曲がって、成犬になったときに曲がった尾をしていた場合その原因は遺伝ではなく先天的です。
血統を純化する際に、遺伝的な特質と環境および先天的なものを識別して分離することは非常に重要です。
この用語の意味を混同している人達の数には驚かされます。
☆「優性(Dominant)」
遺伝学の中で劣性の特徴に打ち勝つ優性要因または特徴です。
☆「環境上の影響(Enuiromnental Influences)」
これは犬が生まれたときから起こる全てのことに関係しています。
例えば、正常な子犬が不注意な発砲のためにガンシャイになるのは環境上の影響です。
子犬がシャイとわかっている両親からシャイで生まれた場合、そのガンシャイは遺伝です。
☆「F1・一代雑種(F1)」
密接な関係にはない2つの純粋な系統を交配した第1世代をF1と言います。
F2はこの交配の第2世代を示します。
これらの世代の交配もまた雑種(ハイブリッド)F1雑種またはF2雑種と呼びます。
CH Elhew Big BlazeとCH Elhew Autumn WhisperのどちらもF2交配の結果です。
☆「フェザリング(Feathering)」
犬がボディーポイントをする前に時々鼻を落としもたつき決断力のないゲームへの寄り付きをフェザリングと言います。
☆「フラッギング(Flagging)」
犬がポイントして尾全体を根元から振ることをフラッギングと言います。
これは放鳥機の鳩や放鳥したゲームに対して誤った訓練で引き起こされる可能性があります。
または遺伝あるいはその組み合わせ(コンビネーション)かもしれません。
どんな場合でも、もし遺伝が考えられるなら、それは遺伝子プールから除外されるべきです。
☆「遺伝子プール(Gene Pool)」
遺伝子は染色体の中で構成され、それによって遺伝的な特徴が伝達され決定されます。
エルフュー犬舎の遺伝子プールとは優秀な犬の中にエルフュー犬舎で重視している関連した特徴が集積したものを表現しています。
☆「遺伝学(Genetic)」
よく似たあるいは血液関係がある動物における遺伝と変化とを扱う生物学的な用語です。
先天的でも環境上の影響でもない彼らの全ての特徴の関係です。
☆「ヘテロジーニアス・異種・混成(Heterogeneous)」
エルフュー犬舎の適用では、同じ血統(源)ではない、異なる血統(起源)に由来する遺伝子をヘテロジーニアスと言います。
☆「ホモジーニアス・同種・均質(Homogeneous)」
共通の祖先つまり同じ血統あるいは純枠な遺伝子プールに由来する遺伝子をホモジーニアスと言います。
☆「インブリーディング(Inbreeding)」
ウェブスター辞書(Webster)にはインブリーディングの独自の定義があります。
しかしエルフュー犬舎の繁殖プログラムを描写するのに最も役立つ言い方インブリーディングは、その個体の第1あるいは第2世代で起こる非常に密接な繁殖です。
☆「インヘリット(Inherited Influences)」
遺伝的に受け継ぐこと・先祖の特性を受け取ること。
☆「受け継がれた影響・遺伝的影響(Latent)」
犬が生まれつき持っている特徴です。
エルフュー犬舎では、かつて小さい頃からよく鳴く子犬を飼った事があります。
彼女は論理的な理由なしにうなったり・吠えたり・絶えず単にくんくん鳴きました。
エルフュー犬舎の知らないところからこれを受け継いだと仮定しなけれぱなりません。
繁殖する血統を選択する際、受け継がれる特徴から環境要因を分離することは非常に重要です。
繁殖に関する場合、スポーツあるいはミューテーションとして(どちらも突然変異)、まれにしか表面化せずに隠され続ける要因(潜在)。
純粋なブルー・バー・ピジョンとレッド・バー・ピジョンに現れる白い羽は、おそらく、もしかしたら何年も潜在していた潜在遺伝子の結果です。
この状況は時々スポーツあるいはスローバック(先祖返り)と呼ばれています。
☆「リック(Lick)」
犬や馬の歩様に関係する用語で、全速力で軽快に速く走り動くこと。
☆「ラインブリード(Line Bred)」
エルフュー犬舎で使用するときは、1つかそれ以上の個体が血統書の3~4世代かそれ以上後に出現している交配を指しています。
☆「メンデルの法則(Mendel's Laws)」
遺伝のこれらの法則は全く複雑です。
しかしながら、エルフュー犬舎で繁殖を行う最も役立つメンデルの発見は、優劣の法則です。
それはすべての子孫には各々の特徴に関する1組の決定要因(遺伝子)が存在すると明言しています。
それぞれの親から1つずつ。もしこれらの1組の遺伝子の特徴が異なる場合、優性なものは普及していき、そして劣性なものは潜在あるいは隠れたままです。
優性なものが欠けている場合に限り、劣性の要因は現われることができます。
カラー・チャートの場合
白黒と白黒で期待される色は4色全て
白黒とリバーで期待される色は4色全て
白黒とオレンジ・ブラックで期待される色は4色全て
白黒とオレンジで期待される色は4色全て
リバーとリバーで期待される色はリバーとオレンジ
リバーとオレンジ・ブラックで期待される色は4色全て
リバーとオレンジで期待される色はリバーとオレンジ
オレンジ・ブラックとオレンジ・ブラックで期待される色はオレンジ・ブラックとオレンジ
オレンジ・ブラックとオレンジで期待される色はオレンジ・ブラックとオレンジ
オレンジとオレンジで期待される色はオレンジです。
レモンにレモンを交配した場合、両方が劣性遺伝子なので結果はレモンです。
正常咬合は優性遺伝子でアンダーショットは劣性遺伝子です。優性遺伝子が欠けている場合、劣性遺伝子が平均25%の確率で現れます。
この基礎的な遺伝の法則はすべての体構と心理的特徴に当てはまります。
心理的特質のいくつかのものは優性か劣性かを明らかにするのが容易ではありません。
交配する血統が複雑になるとともに結果の予測もより複雑になります。
☆「突然変異・ミューテーション・変異・先祖帰り(mutation)」
個々の動物や植物の遺伝子の中で、いくつかの遺伝する特徴に突然現れる変化、何世代も少しずつ変化することによって生じる変化と区別されます。最初にインブリードを始めたとき、時々何頭かの実際に奇妙な子犬が現れました。それらの特徴の大部分は一度しか出現しませんでした。
エルフュー犬舎のプログラムが開発されるとともに、このミューテーション・タイプの動物はますます少なくなりました。
非常に不揃いのものが現れなくなってから何年も経ちます。
☆「ニック(nick)」
エルフュー犬舎で繰り返して非常に成功した繁殖をニックと言います。
ニックとはサラブレットの世界で始まった用語であると信じています。
もし特定の台雌に特定のサイアーを交配することで平均以上の子犬を作出される場合、エルフュー犬舎ではそれを「ニック」と呼びます。
エルフュー犬舎では何年にも渡って数回経験しています。
☆「アウトクロス(outcrossing)」
アウトブリードとも呼ばれます。
これは少なくとも数世代関係のない個体の交配、または遺伝子プールに完全に無関係な血液をもたらすことです。
☆「優性・プレポテント(prepotent)」
例外的な遺伝的影響を持つことです。
☆「劣性(recessive)」
子犬が両方の親から劣性の遺伝子を受け取らなければ、その受け継がれた特徴が潜在している(そして明らかでないままである)。
メンデルの法則を参照してください。
☆「突然変異・スポーツ(sport)」
植物や動物が通常のタイプからある明瞭な変化を示すこと。
通常はある種の突然変異(ミューテーション)による結果です。
ルーサー・バーバンクは、珍しい新しい「突然変異・スポーツ」をインブリードして彼の新しい種類を数多く作りました。
☆「スティキー・粘着性・しつこい(sticky)」
羽や毛皮など、何かの匂いがある場所から離れたがらない犬を表現する用語です。
ホイッスルを吹いても動かず、そのあたりでやきもきし続けるでしょう。
フェザリングもスティキーもエルフュー犬舎の造語です。
エルフュー犬舎ではその用語を長く使用しています。
それがどこに由来しているのかわかりません。
☆「スロート・ラッチ(throat latch)」
首および下顎の下側の皮膚です。
多すぎるスロート・ラッチは魅力的とは思いません。
多すぎるスロート・ラッチも遺伝です。
☆「チッキング(ticking)」
犬がポイントしたとき、尾の先端を短く素早い動作で振ることをチッキングと言います。
チッキングは環境(訓練)と遺伝の両方で起こります。
☆「トーテム(totem)」
トーテム・ポールによって象徴された祖先グループの子孫を表すために使われるアルゴンキン語の単語です。
エルフュー犬舎ではファミリー(系統)またはラインエージ(血統)と同義語です。
☆「アンダーショット(undershot)」
下顎の門歯が上顎の門歯を越えて出ている場合です。
これは非常に軽い場合もひどい場合もあり、明らかに遺伝によります。
☆「ワイヤー・カラー「スパイクカラー」(wire collar)」
大きな太さの(ゲージの)ワイヤーで作られた首輸、内側に先の丸い金具が突き出ていてチェーンで形作られている。
それは不快であるが有害でも痛くもない。
☆「ドライハンティング(dry hunting)」
私の人生の前半は狩猟そして鳥を殺すことは素晴らしいスポーツであると思っていましたが、現在はそうではありません。
私はまだ鳥猟を楽しんでいますが鳥が飛び去るのを見るほうが好きです。
これをドライハンティングと名付けて実行しています。
私は鳥を殺していた時よりもはるかにずっと楽しんでいると認めざるをえません。
恐らく、これは単なる老化作用の現れ、あるいは老人の意見(態度)です。
私はこの態度が思いやりあるいは保護に基づいているかどうかは解りませんがそれが何であれそれは現実です。
旧HomePage:http://kumon.ptu.jp/
UpdateDate(C)2019/08/079